顎関節症の原因って何なの?

顎関節症は何故起るのでしょうか。

ここではその原因と思われることについてを見ていくことにしましょう。

大きく分けて以下のような原因が考えられています。

【原因その1・プラキシズム】

プラキシズムという言葉をお聞きになったことはあるでしょうか。

これは「くいばしり」や「歯ぎしり」、あるいは歯を「カチカチ」鳴らすことなどの、歯にとって害になることの総称です。

これらは筋肉を緊張させて顎関節に過度の負担をかけますから、結果としてあごに大きなダメージを与えます。

したがって、このプラキシズムが「顎関節症の最大の原因」であると言われてているのです。

このうち「くいしばり」、「歯ぎしり」は主に肉体労働や仕事何度に集中しているときなどに無意識に行っていることが多いのですが、睡眠中にもよく起ります。

くいしばりがきつい人は、顎関節症だけでなく歯にも悪い影響を与え、最悪の場合には歯が削れたり割れたり、歯の根元の骨がすり減ったりして抜歯しなければならなくなります

【原因その2・ストレス】

仕事や家庭の悩み、あるいは人間関係などで私たちはストレスを感じることがよくあります。

こうした際は精神的な重圧を感じるために筋肉が緊張します。

これが「食いしばり」を起こしたり、睡眠中の「歯ぎしり」のようにプラキシズムに影響を与えるのです。

【原因その3・偏咀嚼】

物を食べるとき左右どちらか一方で噛む癖を偏咀嚼と言います。

この片側だけで噛むことが顎関節症の原因になるのです。

【原因その4・筋肉や頬に負担をかける悪癖】

うつ伏せになって寝る習慣、頬杖、顎の下に電話を挟む、猫背の姿勢などの悪習慣が身に付いている人は意外と多いです。。

これらの癖も長い時間積み重なる事で顎関節症の原因になりますので注意が必要です。

【原因その5・かみ合わせの悪さ】

悪いかみ合わせもプラキシズムの原因とされています。

【その他の原因】

口を思いっきり大きく開けたり、顎や頚部などを強く打ったりすると顎関節や靭帯に損傷を与え、それが顎関節症の原因になります。

現代人は顎が退化したのか?食生活や日常生活の変化が与える影響

同ような生活習慣がある人でも顎関節症にかかりやすい人とそうでない人がいます。

近年、顎関節症になる人は増加の傾向にあり、その中でも20代〜30代の若い女性に患者が増えています。

これは現代の食生活が柔らかい食べものを好む傾向にあることから、噛む力が弱くなっていることも関係しているのではないでしょうか。

ハンバーガーやスパゲッティというように、現代の食べものは伝統的な日本食に比べて噛む力や回数が少なくてすむために、頬が運動不足して筋肉が衰え、それが顎関節症の誘因になっていることも考えられます。

できるだけ意識して日常生活の中で少し硬いものを食べたり、噛む回数を増やすなどの工夫してみましょう。

噛む回数を増やすのは、ダイエットにもつながるので、特に若い女性には嬉しい副次的効果です。