顎関節症とはどんな病気なのか

私たちは食べ物がおいしいときに、「アゴが落ちる」とか「アゴがおちそう」などという表現を使うことがありますが、アゴに関してのこの他の表現には「アゴが外れる」というものもあります。

「顎関節症」はどちらかと言えばこの状態に当たるのではないでしょうか。

とは言え普通に生活していてアゴが外れることなど滅多にないことです。

でも、もしあるとしたら「顎関節症」と何らかの関わりがあるのでしょうか。

そもそも「顎関節症(がくかんせつしょう)」とはいったいどんな病気なのでしょうか。

「顎関節症(がくかんせつしょう)」は難しい言葉の病気ですが、主に噛み合わせが悪い場合に生じる顎の機能障害、あるいは顎間接部の周辺に起る障害のことを言います。

つまり日常生活の中で顎関節部や咀嚼筋などの痛みや関節音や開口障害を生じ、その結果、次第に顎の運動に支障をきたすようになります。

こうした症状が慢性的に起る場合に「顎関節症」と診断されるのです。

顎関節症をもっと分かりやすく言えば、顎関節と呼ばれるアゴの関節の周辺に異常が起り、その結果として、

というような症状が慢性的に続くことを言うのです。

顎関節症は子どもから大人まで幅広く発症する

顎関節症は年齢には関係なく子どもから大人まで幅広く発症しますが、中でも多いのが20代~30代の女性であることが様々なデータから明らかになってきています。

原因は「食いしばりや歯ぎしり」、あるいは日常の「笑い」やカラオケなどでの「歌唱」、「大きなあくび」、それに「頬杖」や「寝違え」などの生活習慣とされています。

これらに加え仕事・家事・育児などでの「ストレス」も付随要因と考えられています。

症状は軽度なものから重症のものまで様々ですが、軽度なものは薬の服用と、原因になる生活習慣を変えるだけで改善します。

重症で最悪の場合は入院して手術を受けることが必要になります。

とにかくものを食べたり、人と話をするときアゴに痛みを感じたり、アゴが「カクカク」音を立てたりしたら危険信号です。

こうした場合は顎関節症の疑いがありますから、すぐ医師の診断を受ける必要があります。

ただし、顎関節症はそれほど真剣に心配することはありません。

適切な治療を受ければ顎関節症は必ず治ります。